ダッシュボード

ダッシュボードは、スイッチのステータスやそのパフォーマンスをモニタするメイン ウィンドウです。 ダッシュボードには以下の情報が表示されます:

 スイッチ情報

 スイッチ ヘルス

  使用帯域幅

 送受信パケットエラー

 ファンの状態

 ポート使用率

さらに複雑なスイッチステータスやパフォーマンスについてのレポートには、前面パネル ビューモニタ メニュー オプション を ダッシュボードと併用します。

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スイッチ情報

スイッチ情報領域には、スイッチに関する次の情報が表示されます。

名前

Express 設定時や Network Assistant、または CLI (Command-Line Interface)を使用して設定したスイッチの名前。 名前が指定されていない場合、この欄はデフォルト名の Switch が表示されます。

製品 ID

スイッチのモデル番号。 この情報は変更できません。

IP アドレス

Express 設定時や Network Assistant、または CLI を使用して設定したスイッチのIPアドレス。

MAC アドレス

スイッチの MAC アドレス。 この情報は変更できません。

バージョン ID

スイッチのバージョン ID。 この情報は変更できません。

シリアルナンバー

スイッチのシリアル番号。 この情報は変更できません。

ソフトウェア

スイッチが実行している Cisco IOS ソフトウェアのバージョン。 この情報は、スイッチのソフトウェアをアップグレードすると更新されます。

連絡先

スイッチを管理する担当者として指定されている人物の名前。 この情報は、Express 設定時に、Network AssistantまたはCLI を使用して設定されます。

場所

スイッチの配置場所。 この情報は、Express 設定時に、Network Assistant、またはCLI を使用して設定されます。

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スイッチ ヘルス

スイッチ ヘルスには、スイッチの全体的な状況を示す以下のようなゲージおよび指標があります。

 使用帯域幅ゲージ

  パケット エラー グラフ

 ファンの状態

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使用帯域幅ゲージ

使用帯域幅ゲージには、現在使用中のスイッチ帯域幅のパーセンテージが表示されます。 グラフィックの下に実際のパーセンテージが表示されます。 実際のパーセンテージは、ポインタをゲージに合わせても見ることができます。 ゲージの各バーは 10% を示し、10% 以下の場合は増分されません。 また、使用率が 10% 以下の場合は帯域幅のパーセンテージは示されません。

ネットワーク トラフィックをスイッチがどのようにハンドリングしているかを全体的にモニタするためには、使用帯域幅ゲージグラフをご覧ください。

  パケット エラー グラフ

 トレンドウィンドウ

 ポート統計情報ウィンドウ

ゲージを手動で更新する場合は、ツールバーの 更新 をクリックしてください。 経過時間(60 秒、60 分、24 時間、14日 単位)による帯域幅使用パターンを表すグラフは トレンドを見る をクリックしてください。

使用帯域幅ゲージの情報は、スイッチがネットワーク経由でデータ パケットを送信するデバイスからのネットワーク動作を認識すると、更新されます。 ネットワーク動作が増加すれば、ネットワーク経由でデータを送信するデバイス間のコンテンションも増加します。 コンテンションは collisions (同時に 2 つのデバイスがデータを送信する)の原因となり、デバイスはデータを再送しなければならなくなります。 また、コリジョンが超過し、転送遅延が発生することもあります。 たとえば、ネットワーク上での情報の送受信中、ユーザーは過剰な遅延を経験するかもしれません。

スイッチをモニタしていて、帯域幅使用率が一貫して高い場合には、ネットワークに輻輳が生じている可能性がありますので注意が必要です。 スイッチが最大帯域幅に達し、バッファが一杯になっている場合、受信したデータ パケットの廃棄を開始します。 ネットワーク上の多少のパケット損失は異常とは見なされないので、こうした場合にはスイッチはパケットの回復を試みます(たとえば、デバイスにデータの再送信を要求します)。 しかし、過度のパケット損失は パケット エラーとなり、ネットワーク全体のパフォーマンスを低下させる可能性もあります。

輻輳を軽減するには、ネットワークをスイッチやルーターごとに接続されるサブネットワークに分割するという方法も考慮してください。 デバイス障害や接続障害など他の原因でもスイッチの帯域幅使用率は増加します。

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パケット エラー ゲージ

パケット エラー ゲージには、スイッチのパケット エラーのパーセンテージが表示されます。 パーセンテージは以下の 2 つの値の比較によって計算されます:

 送受信されたパケットの総数

 送受信されたパケットの総数

グラフィックの下に実際のパーセンテージが表示されます。 実際のパーセンテージは、ポインタをゲージに合わせても見ることができます。 ゲージの各バーは 10% を示し、10% 以下の場合は増分されません。 また、使用率が 10% 以下の場合はパケット エラーのパーセンテージは示されません。

パケットエラー率が高い場合、スイッチの帯域幅使用率が高すぎることがあります(ネットワークに輻輳が生じている兆候)。 ネットワーク トラフィックをスイッチがどのようにハンドリングしているかを全体的にモニタするためには、パケット エラーゲージをご覧ください。

 使用帯域幅ゲージ

 帯域幅使用率グラフ

 トレンドウィンドウ

 ポート統計情報ウィンドウ

ポート統計情報ウィンドウには、スイッチが収集するパケット エラーのタイプが表示されます。 ネットワーク トラブルに関してより詳しい原因を特定するには、パケット エラーのタイプ が役立ちます。

ゲージを手動で更新する場合は、ツールバーの 更新 をクリックしてください。 経過時間(60 秒、60 分、24 時間、14日 単位)によるパケット エラー パーセンテージを表すグラフは トレンドを見るをクリックしてください。

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パケット エラーのタイプ

パケットエラーのタイプには以下のようなものがあります。

Runt パケット

パケットが許容最小サイズよりも小さい(64 bytes 以下)。

Giant パケット

パケットが許容最大サイズよりも大きい(1518 bytes以上)。

巡回冗長検査(CRC)エラー

送信側 LAN ステーションまたは遠端デバイスで、受信データから計算したチェックサムが一致しないことにより発生するエラー。 LAN の場合、通常、LAN インターフェイスまたは LANバ スそのものの上にノイズか伝送障害があることを意味します。 CRC エラー数が高いのは、通常、コリジョンが発生したり、ステーションが不正データを送信したかに原因があります。

Overrun パケット

受信側デバイスが受信できなかったパケット。

Frame パケット

CRC エラーおよび非整数オクテットが原因で受信したパケット。 LAN の場合、通常、コリジョンまたはイーサネット装置の不良を意味します。

Ignored パケット

インターフェース ハードウェアの内部バッファが不足しているためにインターフェースが無視したパケット。 これらのバッファは、システム バッファとは異なります。 ブロードキャスト ストームおよびノイズ バーストが発生すると、無視した分のカウントが増加します。

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ファンの状態

ファンの状態は、スイッチにファン(またはブロワー)が付いている場合のみ利用できます。

ファンのアニメーションには、スイッチ上のファン(またはブロワー)が回転しているかどうか、つまり正常に機能しているかどうかが示されます。 ファンが回転していない場合には、物理スイッチを確認してください。 スイッチの適正な運用温度についての詳細は、『Switch Hardware Installation Guide』および、トラブルシューティング情報を参照してください。 サポート ウィンドウ のスイッチに関する文書もご利用ください。

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ポート使用率グラフ

ポート使用率グラフは すべてのポートの受信側使用率(ブルー)および送信側使用率(パープル)を表示します。 ポインタをグラフの中の色分けされたバーに移動すれば、個別のポートの使用率を見ることができます。

デバイス マネージャは、このグラフを 60 秒の更新サイクルごとに更新します。 グラフを手動で更新する場合は、ツールバーの 更新 をクリックしてください。

注) デバイス マネージャをリロードする場合にはお使いのブラウザから更新オプションを使用します。

経過時間(60 秒、60 分、24 時間、14 日単位)によるポートごとの使用パターンを表すグラフはトレンドを見る をクリックしてください。 各ポートの送受信の統計情報については、ポート統計情報の表示 を参照してください。

ポートの使い方についてさらにお知りになりたい場合は、次の情報と ポート使用率をお使いください:

 使用帯域幅ゲージ

  パケット エラー グラフ

 トレンドウィンドウ

 ポート統計情報ウィンドウ

各ポートに割り当てられた帯域幅の割合は、対称型(帯域幅が各ポートに均等に配置)の接続に基づくことも非対照型(ポート間で帯域幅が不均衡)のこともあります。

  対照型の接続は、すべてが 100BASE-T のように帯域幅がポート間で同じものとなります。対照型の接続は、ピアツーピアデスクトップ環境のように、トラフィックロードの合理的な配置を最適化します。

  非対称型の接続は、10BASE-T、100BASE-T、および 1000BASE-Tといった具合にポート間で帯域幅が異なります。非対称型の接続は、クライアント/サーバのトラフィック フローを最適化するもので、そこでは複数のクライアントが同時にサーバで通信し、ポートでのボトル ネックを防ぐためにサーバ専用の帯域幅をさらに必要とします。

帯域幅の配分は、接続が半二重で実行されているか全二重で実行されているかによっても変わります。

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